オートメーションの時代

金 旧暦 12月13日 赤口 癸卯 四緑木星 Vincent Viktor V3 24443 日目

世の中では工場をオートメーション化しようとする方向が半世紀前から既にあったと思ふ。自動化技術は各産業界でこれまでそれなりに進化してきたと思ふが、最近は IoT といふ言葉も生まれて、従来のオートメーション技術はいっぺんに過去のものにされてしまふ勢ひである。それでも産業界によってその進展度に温度差があるのではないかと思ふ。たとへば従来の発電所の運転管理を能率化しようとする話は新聞を読んでもなかなか見当たらない。あっても対象は新設設備ではないだらうか。稼働中の発電所の設備は既に古くなったものが多い。これから新設するのであれば、効率や性能も良く、環境適合性や安全性も向上したものができるかしれないが、古い設備にはなかなか投資できないのかもしれない。でも、AI が発達した今、既設の設備を新しい知恵で動かすニッチは意外に多いのではないかと思ふ。古い設備を保存しながら、その中で将来の人手不足、不測の事態にも対応出来る自動化技術を考へるべきではないかと思ふ。