東日本大震災から3年

火 旧暦 2月11日 赤口 辛巳 六白金星 Edvin Egon V11 23771日目

東日本大震災から3年が過ぎた。犠牲になった人たちを思って僕も黙祷を捧げたが、家族をなくした人の気持はきっと本人でなければ分からないのだらうと思ふ。あの地震の後も地球的規模で異常気象などが相次いで、日本ではこの先、南海トラフ地震、首都直下型地震、火山爆発など、恐ろしい災害が予想されてゐる。避けられないであらうそれらの大災害にどう対策をとるかが課題になってゐる。僕らはいつも過去に起きたことの結果から対策を考へようとするが、災害が発生した直後には、まずどこにどの程度の規模の災害が発生したか、誰にも正確なところは分からないものである。それが分かるまでの時間を如何に短縮できるかが鍵だと思ふ。被害にあった人たちは異口同音に「情報が無くて不安だ」を連発するが、さういふ状況では、情報を待つよりもむしろ自分たちの状況はかうであると発信することの方が全体の状況把握に寄与できるのだと思ふ。しかしそれも出来ない場合もある。スマホを活用するアイデアもあるだらうが、基地局が機能しないかも知れないし、あまり文明の利器に多くを頼んだ対策は役に立たないと思ふ。新聞などで見かける対策の前提は一般に甘い気がする。電気も無い、水も無い、食糧も無い、トイレも無い、道路は寸断されてゐる、電話もスマホも使へない、広域がさういふ状況に見舞はれた時、そこから何が出来るかを考へてみれば、結局何も出来ないといふことになってしまふ。助けてもらへるまで、何日間かを如何に耐へられるかが課題になるが、その対策は難しい。ただ、人口の少ない地方へ移っておくことは有効と思ふ。