火 旧暦 1月24日 赤口 庚午 四緑木星 Tora Tove V10 23401日目
毎朝の日課としてのお掃除は最近かなり定着してきた。お部屋を綺麗にしたいために掃除をするのではなくて、これは己のひとつの修行としてやるのである。もしも隣から、「それは私がやっておくから他のことをしなさい」と言われても、「そうですか、ではお願いします」という訳には行かない性質のものである。お掃除を日課としてやるようになると、買い物に行っても、お掃除グッズの商品棚の前であれこれと眺めては意味無く時間を過ごすことが多い。買う気は無いのになぜだか気になるのである。今使っているモップの布はかなりちびてきている。随分古いモップであるので、ピッタリと合う差替用雑巾が今ではもう売られていない。そうなると、柄ごと捨てて、新しいのを買わないといけないのかもしれないが、雑巾の着脱部はしっかりしているので何だかもったいない。一計を案じて、着脱部はそのままにして、裏側のふき取る部分全体に古いタオルを縫い付けてみてはどうだろうと思い、こないだの日曜日にさっそく針仕事をしてみた。昨日と今日とそれを使ってみた。床との摩擦は大きくなったが、使い勝手はそれほど悪くも無い。柄の付け根のところには懐中電灯を取り付けている。部屋を暗くして横から床の表面を照らすと汚れている部分が良く分かる。これで毎朝さっと掃除をするのである。掃除を終えると洗う前に必ず雑巾にブラシをかける。そうして、一日のうちに集まった埃を眺めては、まるで長者が貯金通帳の残高を確かめる時のように、うっとりするのである。
