想定外

木 旧暦3月15日 大安 丙申 三碧木星 Irene Irja Skärtorsdagen V14 23067日目

2年前の春にはアイスランドの火山が爆発してヨーロッパへの飛行機が飛ばず、東京で何日間か足止めをくらった。去年の春には東日本大震災で何日間かひもじい思いをし、長い行列の後ろに並んで水を分けてもらったりもした。これらの出来事はもしかしてこれから先に地球に起こるかもしれないもっと過酷な事象を暗に予言していることはないのかと、ふと不安になったりする。去年の3月以来「想定外」という言葉を使ってはいけないことになっているが、もっと広範囲に災害が起きて、どこからも援助の手を差し伸べることができないような状況は想定しなくても良いのだろうか。電気も水も通信も途絶え、コンピュータが停止し、道路も鉄道もあらゆる物資輸送も閉ざされたらどうなるだろう。そんな恐ろしいことは考えない方が良いと思うが、「想定外」という言葉を使ってはいけないと主張する人に尋ねてみたいと思うこともある。明日は長い金曜日である。