9.11と3.11

日 旧暦8月14日 先負 己巳 七赤金星 二百二十日 Dagny Helny 12e. tref. V36 22859日目

マンハッタンの惨事から10年目、東日本大震災から6か月目。偶然にしてはあまりにも合致した日付の前に、おそらくは歴史上の大いなる転換点にあって、これから先をどう考えて良いのかと思う。アメリカの凋落と日本の斜陽。歴史的円高と欧州の経済危機。地球的規模の急激な人口増加と新興諸国のあくなき野望。エネルギーの危機と安全食品確保への不安...。被害を受けた人々にとっては毎日を生きるのが精一杯で、周囲を見回すゆとりもないかもしれない。苦渋に満ちたこの半年はあまりにも長い月日であったろうと推察するが、同時に振り返るには半年はあまりにも短い。頑張ろうという気持ちを持ち続けることは大変と思うが、本当の試練はむしろこれからかもしれない。壊滅的被害という困難から立ち直る姿勢はそのまま日本から世界へ向けて発信されるメッセージでもある。一日も早い産業の復興、安定した暮らしの日々が訪れて欲しい。