水泳にこだわりたい理由

火 旧暦 6月23日 仏滅 乙酉 六白金星 下弦 Tage V31 22456日目

運動したいのであれば散歩でも良いしジョギングでも良いのであるが、僕はやはり水泳にこだわりたい。水泳といっても水の中でゆっくりと手足の円運動を繰り返すだけのことである。25メートル進むのに1分を見積もる程度のゆっくりとした動きである。しかしそういうペースで1000メートルも泳ぐと、プールを出た後になんとも言えない爽快感が出る。頭のてっぺんから体の隅々までサラサラの血液がよどみなく流れるのではないかと実感できるほどの爽快感である。それは単なる錯覚かもしれないが、この爽快感は散歩では得られない。10年程前には朝仕事に出る前にプールに行ったこともあるが、朝のプログラムが忙しく、これはなかなかきつい。かといって、仕事の済んだ後に行くのでは、夕食の時間とかち合ったり、夕食を済ませてから行くには町までまた往復せねばならないなど能率が悪い。そこで割と最近考えた方法は昼食時を利用した水泳である。会社はフレックスタイム制で11時から13時までの好きな時間に昼食をとれば良いことになっている。この時間帯をフルに使うなら、プールで1000メートル泳いでまた会社に時間内に戻ることが可能である。状況によってそうも出来ない日もむろんあるが、11時を過ぎて来る人には午後にしてくれと断ってこの計画を実行してみると、意外に実行できる日がある。けれどもそれだけの努力にも関わらず血糖値が連日高い。それで日本に出張に来ても水泳が出来ないものかと思ったのである。僕に言わせればコンビニなど深夜営業しなくて良いが、プールの設備は24時間営業して、どんな夜中でも早朝でも泳ぐことが出来るようにして欲しいと思う。日本でよく行われている1時間毎のプールの点検などは問題が起きた場合の責任回避だけを目的とした無用の政策である。合理化の余地は十分ある。プールの営業時間を平均するとスウェーデンの方が日本のプールよりも長い。ちなみに僕がスウェーデンで利用しているプールは朝6時から夜11時まで開いている。プールを長時間開けることは費用の面でも大変であろうと思うが国民の健康への関心の高さがそれを可能にしている。寝たきり老人のいない国とこういう設備の充実との間には何か関連があるような気がする。日本でもプールの営業時間を長くする試みがあって良いのでは無いか。それは国民の健康を守る為のひとつの行政方針となりうるのではないかと思う。