相撲とモンゴルの稲作

土 旧暦 3月25日 先負 戊午 七赤金星 Åke V18 22369日目

横綱白鵬が母国のモンゴルで稲作の普及を目指す呼びかけをするという記事を見た。朝青龍に比べればずいぶん殊勝な話である。そもそも相撲はスポーツである前に神事である。そこには秋を迎えるごとに豊作を待つ古代日本人の祈りと結びついたものがあると思う。そうであるから、相撲が外国に紹介される時、Sumo-Wrestling などとして、単なる力比べ、技比べのスポーツの一種にすぎないように伝わってしまうきらいがあることを残念なことと思っている。外国語に訳す時は Sumo だけで良いのである。僕達を取り巻く世界はめまぐるしいスピードで変わっていくけれども、いつまでも変わって欲しくないものもある。相撲もよくその伝統を守って欲しいと思う。横綱白鵬が農業と関わることに手がけるのは、その意味でいいニュースであると思った。