スウェーデンの自動車

日 旧暦10月12日 先負 癸丑 ニ黒土星 Teodor Teodora 25 e. tref. Fars dag V45 21824日目

日本に行った時に、人に自動車に乗せてもらうことがある。大抵の自動車にはカーナビが付いている。でも、スウェーデンではカーナビはさほどには普及していない。僕の車にもむろん付いていない。今日、スウェーデンで人の車に乗せてもらったが、やはり付いていなかった。道路標識のしっかりした国であるので、あまり、カーナビを必要としないという事情もあるかもしれない。今日乗せてもらった車は SAAB であったが、オートマティック車であった。これはスウェーデンではきわめて珍しい。殆どの車はマニュアル車である。スウェーデンに来て一番最初に SAAB を運転した時、ガソリンスタンドで車を停めて、再発進しようとした時にどうしてもエンジンを始動できなかった。時間をかけて研究しても原因が分からず、困った挙句に人に聞いたら、SAAB はバックギアに入れておかないと始動できないのだよとすぐに教えてくれた。それはこの国ではどうやら常識であるらしいのであるが、その時の僕には新事実であった。このようなちょっとしたことでも、お国柄で違いがあるものだ。最近の高級車には赤外線カメラが付いているという。これなども、スウェーデンでは夜道が暗く、道路に大きな鹿が現れて交通事故になることもあるものだから、その予防のために、赤外線カメラで熱源を検出して運転席の画面にその形をくっきりと表示するものである。むろん人も映り出されるので安全には良い設備である。カーナビよりもこちらの方が実用性が高いと言うことかもしれない。