カモメに飛ぶことを教えた猫

木 旧暦1月22日 仏滅 戊戌 五黄土星 Maria V09 21569日目

「カモメに飛ぶことを教えた猫」という本を読んだ。この本は、ヨーロッパでも何年か前、かなり人気をよんだらしい。著者はルイス・セプルベタ(南米チリ出身、ドイツ在住)、日本語訳は河野万里子。動物同士の友情の物語。一羽のカモメが重油にまみれ、死ぬ前に卵を産む。カモメは黒猫ゾルバに、卵を食べないで欲しい、雛にかえして育てて欲しい、そしてその雛に飛ぶことを教えてやって欲しいと頼む。ゾルバは困難を越えて、その約束を守る。雛が最初の飛翔に挑んで成功した時のゾルバの言葉。「飛ぶことができるのは、心の底からそうしたいと願った者が、全力で挑戦したときだけだ。」