子規忌

水 旧暦8月9日 仏滅 丙辰 五黄土星 上弦 Fredrika 21407日目5.8℃

この頃は自転車で会社に行くことが定着化した。朝の冷たい空気を切って走るのが何ともさわやかで気持ちが良い。帰りはプールに寄ってそのまま家に帰りたいのであるが、電子計算機をプールに持って行きたくないこともあり、プールの後は一度会社に戻って、改めて家に帰ることにしている。日によっては仕事の続きをしてから帰る事もある。

正岡子規は今日亡くなっている。105年前、36歳の若さであった。命の絶える数時間前に詠んだ句が絶筆三句である。身体を動かすさえ苦痛であった病床六尺の中で、子規は最後まで俳句をよんだ。子規は「歌よみに与ふる書」の中で「古今和歌集」の女みたいな理屈っぽい歌など歌ではないと言った。普通の人がそういうことを言えば、「そう思うなら勝手にそう思いなさい」と相手にされないのであるが、正岡子規のような人が言うと、周りの人は「おや」と注目する。僕はそのまま賛同することは出来ないが、子規の業績は大きいと思う。子規と漱石が同じ時代を生きたという偶然は新しい時代の日本語のために計り知れないほどの効果を生んだに違いないことは分かるような気がする。

さはやかに 子規忌の朝の すめる空