ザリガニつり

金 旧暦7月19日 先勝 丁酉 六白金星 Arvid, Vidar 21388日目 4.7℃

会社の慰安旅行のような催しがあった。慰安旅行という言葉はふさわしくない気がするが、要するにちょっと仕事を離れてレクレーションを兼ねて同じ職員同士、コミュニケーションを良くしようという催しである。金曜日の昼食を済ませた後、正午に皆が集まって何台かの車に分かれて1時間ほどのドライブでデュッフベホルムというところへ行った。ヘールゴーデンといって水辺に昔風の由緒ある建物がある定まった配置形式をもって幾棟か建っていて、それが自然の風景と調和して優雅な宿泊設備になっている。室内の調度品もちょっと博物館の展示品風である。そこで連絡会議があって、その後はお茶とケーキ、何種類ものクッキーもあった。それからザリガニつり。長さ50センチメートル、直径20センチメートルくらいの円柱状の網籠の中央に魚の切り身をえさとして付ける。その網籠は一度入れば出られないようになっている。それを岸辺から、あるいはボートを湖の中ほどまで進めて水中に沈めるのである。むろん糸を巻き上げられるように浮を他端につけておく。そうして、皆で夕食が済んで日が暮れてからこれを引き上げるのである。あるいは明朝も引き上げるらしい。これを書いている今はまだその引き上げをしていない。それにしても、今の日本の会社に慰安旅行などあるのであろうか、とふと思う。

雨の輪に 魚も眠るか 秋の水