少年野球大会

土 旧暦7月13日 先勝 辛卯 三碧木星 Lovisa, Louise 21382日目

スウェーデンはスポーツのさかんな国である。アイスホッケーやサッカーなど最も人気が高いスポーツであるが、野球はそれほど人気が高いわけではない。プロ野球の球団も無い。けれども子供たちの間には野球を楽しむ姿も散見される。例えばノルショッピングのマコト君がそうだ。今日はマコト君がニショッピングにやってきた。僕の家のすぐ傍に野球のグランドが出来た。もと草原だったところが最近グランドに整備されたのである。そこでノルショッピング対ニショッピングの親善試合が正午から始まった。何しろ自分の家から徒歩3分のところでマコト君が試合に出るのであるからむろん応援に行った。風があったが良く晴れて気持ちの良い日であった。小さな子供から15歳くらいまでの少年達の混ざりあったチームである。そこに大人のコーチが何人か入って指導したり審判したりほほえましい。マコト君は先発投手であった。コントロールが良い。一時はノルショッピングが負けるような形勢になったが、最終回にマコト君は満塁ホームランを放って結果は10対10の引き分けに終わった。プロ野球だけが面白いのではない。草野球には草野球の楽しさがある。そういえば正岡子規も野球が大好きであったなと、マコト君を応援していて思った。

白球の 快音と消ゆ 秋の空