昼寝

2019-08-24 (土)(令和元年己亥)<旧暦 7 月 24 日>(赤口 癸巳 一白水星) Bartolomeus 第 34週 第 25762 日

 

昼寝ほど気持ちの良いものはない。同居人は教会へ奉仕の仕事に出かけた。ひとりだけのゴールデン自由時間となった。そんな時間には本来ならやるべきことがたくさんあるのだが、机に向かってゐると眠くなってきて、ついに布団を引き直して寝てしまった。窓のブラインドは開けたままで寝る。明るいところで寝るのが好きだ。明るくて眠れないといふ人は寝なければ良いのだ。すぐに深い眠りに落ちた。やがて眼が覚めると、外は依然明るい。大きな窓の外に青空が見えた。まるい白い雲が浮かんでゆっくりと流れていく。寝たままでその動きに目をやった。地上の人間たちは醜い事件ばかり起こすけれども、雲の流れはなぜにああも美しいのだらう。あの雲が枠の外に消えたら起きようか。平和だ。こんな幸福に身を置けば、人は誰だって善人になれる。そんなありがたい前提を忘れて僕は偉さうに世の中の批判ばかり考へる。もう起きようかと思った時、同居人が帰って来た。もちろんそれから起きた。

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夕方の散歩道