ネット通販の不安

金 旧暦 10月17日 友引 乙未 二黒土星 Andreas Anders V48 23306日目

日本はサービスの行き届いた国である。つくづくそう思う。それに引き換え、スウェーデンではなかなか状況が違う。普段はそんなこと気にもならないのであるが、最近、ある品物をネットで購入したら、どうも昨日、それが家に配達されたらしい。今日郵便が来て、「昨日配達したけれども不在であったから持ち帰った」と書いてある。これが日本であるなら、その場で郵便受けにメモを残してくれるはずであるが、一日遅れてわざわざ郵便で不在通知がやって来た。しかも、配達されたはずの時刻に同居人は家に居たのであるからおかしい。本当に配達に来たのかどうかも疑わしいような気がする。土曜、日曜には配達されないから、木曜日に配達されたはずの荷物が届くのは早くても月曜日になるのだ。早速電話をして月曜日に届けてもらうことにした。日本ではこんなこと考えられない。また、注文先からは「お前の注文した品物は配達したけれどもお前が居ないから配送屋は持ち帰っている。5日以内に受け取らなければ注文はなかったことになる。」と返信不能のメールで言って来た。それでそっちの方へも電話をしてみたのであるが、自動音声で何番を押せとか指示されているうちに、プツンと途切れてしまった。もしかして変な業者に引っかかったかなという疑いが頭をもたげた。しかし、業者というのは天下の Apple store である。あるいは人気商品であるので配送の途中を狙われていることはないかという疑いも起こった。いずれにしても月曜日まで待ってみるしかない。また、別の日にはこんなこともあった。日本から国際郵便を使ってやはりネットで購入した品物があった。輸送番号を入力してネットで品物の現在位置を追及してみると、一度配達に行ったが不在であったのでステーションで預かっているようなことが分かった。これもその配達時刻に僕は家に居たのである。不在通知が届いたらそれを持って取りに行こうと考えていたのであるが、その不在通知さえいつまで待っても届かない。不審に思ってネットの品物位置情報をプリントして、そのステーションになっている近くのスーパーマーケットに行って尋ねると、品物が特定できて受け取ることができた。これなども、僕の方から追跡してみなければ届いていることが分からなかったのである。こういうことを何度か体験すると、日本という国はつくづく良いサービスの国だと思う。