スーツケース

火 旧暦 3月22日 赤口 乙亥 六白金星 Valdemar Volmar V16 24906 日目

年に何度か日本とスウェーデンを往復する。本来なら最小限の荷物で行き来せねばならないと思ふのであるが、いろいろな理由で、行きも帰りもついつい荷物の量が膨れ上がってしまふ。それで旅行する時はいつも良心の呵責を感じつつ大荷物を運ぶことになる。JAL を利用すると、エコノミークラスでも 23 kg の荷物を 2 個口まで預かってくれるので、これにはいつも助かってゐる。たいていの航空会社は 20 kg 1 個の制限ではないかと思ふ。このため昔はよく重量超過分を別途支払ったが、それはすごく高かった。荷物はスーツケースに入れて預ける。旅行中にケースを破損されることはあまりないが、たった一度のフライトで表面がひどく汚れて、拭いてもなかなか汚れが取れない。スーツケースを買ふなら、汚れの目立たない暗い色を選ぶと良いと思ふ。また、二つ折りのケースの、上下に合はさった周囲をファスナーでなぞる様に閉めるタイプのケースは、閉める時、境目からものがはみ出ない様にできるし、金具のエッジで指を痛めることもないので、そんなスーツケースの方が良いなと、この頃気づいた。さらに気づいたことと言へば、見かけを気にしなければ、大きな布袋が意外に便利で実用的であることだ。使はない時は折りたたんで小さくなる。キャスター付きのものもある。それだけだと、形がぐにゃぐにゃになったり、保護が弱かったりするが、袋の中に形と大きさのそろった段ボール箱をいくつか積んで、それぞれの段ボールの中に物を入れると、袋の外形もきちっとなり、保護の面でもなかなか良かった。重量もスーツケースより軽い。2 個口まで運ぶことのできる荷物のひとつはスーツケース、もうひとつは何個かの段ボールを収容した布袋を利用して、ものの壊れやすさなどを考慮して二つの容れ物に配分する。これが僕の最近の荷物運びのやり方である。