地震予知

日 旧暦 1月11日 大安 丙子 一白水星 Albin Elvira 2 i fastan V9 24127日目

お鍋で大豆を煮る時に、我が家の場合、火力を一番弱くしておくと噴きこぼれない。お鍋のふたはしっかり重い。お鍋の中の圧力が高くなって来るとふたが持ち上がり、ガタガタと振動して、その隙間から圧力が逃げる。立て続けに何度もふたが持ち上がることもあれば、ちょっと間を置いて持ち上がることもある。円周部が少し高くなってゐるので、振動したふたが外れることはない。また持ち上がる部分も手前であったり反対側であったり、まちまちである。勢ひ余って汁が吹きこぼれることの無い様な火力にしてあるのでずっと見てなくても良いのであるが、面白いので眺めてゐた。平均で1分に3回位ふたがガタガタする。だが、ミリ秒単位で振動の時刻と場所を予測することは不可能だと思った。お鍋が地球であり、ふたの振動が地震だったらどうだらう。もし、お鍋の1分が地球の1000年であったとすると、1秒は16年ほどにもなる。次の地震が何時来るかを月単位の細かい精度で予想するのは不可能であると分かる。科学が進歩しても地震予知は難しいだらうと思ふ。僕らが期待できるのは、振動が始まりかけて予兆が現れた時に知らせてもらふことだけだ。