どのメールから読み始めようか

火 旧暦 7月8日 友引 己亥 一白水星 上弦 Verner, Valter. V33 22470日目

朝仕事を始める時に、メールのチェックから始めてしまう。これをせずにいきなりその日の自分の仕事を始められたらどんなに幸せだろうなと思うことがある。日本とヨーロッパの間には時差があるので、朝からたくさんのメールがたまっている。どういう順番でメールを読むかはその人の性格を示す。要領の良い人は、差出人とサブジェクトに注目して、重要性を感で判断してその順で読む。律儀な人は着信した順番に読む。反対に新しく来たメールからさかのぼるように読む人もある。もとのメールに返事や転送として着信する場合が多いので、その場合は、一番新しいものにさえ目を通せば、もとのメールは読まなくてすむ利点がある。ひとつずつ返事を書きながら読むとむやみと時間がかかるので、ともかくも全てのメールに一応目を通した上で優先度をつけて返事を書き始める。しかし、優先度を決めた頃にはもうそれまでの間にまた新しいメールがたまっているのでそれを見なければならない。こうして、メールとの格闘だけで時間がかかる。その日の仕事はいつになっても始めることができない。今日の積み残しは明日のメールと合わさってやがて頭の中がごちゃごちゃになっていく。僕たちは皆、大変な時代を生きている。