移動遊園地

金 旧暦 6月17日 仏滅 甲申 七赤金星 立秋 Dennis Denise V32 22095日目

毎年この頃になると、町の広場や周辺の道路に露店が並んで、人が集まる。フェスティバルというらしいが、日本語でお祭りといっても差し支えないような雰囲気がある。風船、ステージ、アイスクリーム。むろん寅さんのような人はいないけれども、露店のまわりの人の集散がどこかあわれを誘う。駐車場や校庭を利用してミニ遊園地も作られる。空に向かって回転する椅子だとか、回転木馬だとか、ジェットコースターに近いものだとか、かなり本格的なのがいくつも出来るのである。どこからか機材を運んで来て、あっという間に組み立てて、電源のつなぎ込みやら安全確認やらやって、ほんの数日の間だけ営業して、また分解して去って行く。次はどこへ行くのだろう。入るお客さんは子供たちばかりであるし、そんなに多くの収入が期待できるわけも無く、はたして営業として成り立つのか気になるところであるが、毎年毎年やって来て、お祭り気分を盛り上げてくれている。日本では花火大会などあると、人が集まるだけで事故がおきないように警戒せねばならない。そんな国から見たらこれは平和な光景である。