ピアノの調律

2022-09-15 (木)(令和4年壬寅)<旧暦 8 月 20 日>(先負 辛未 五黄土星) Sigrid Siri 第 37 週 第 26882 日

 

ピアノの調律を頼んであった日で、調律師さんが来られるので、その前にピアノの周りを少し掃除した。年に1回調律を頼むことにしてゐるのだが、今日までの1年はあまりピアノに触ることもなかった。使はないピアノなら調律しなくても良いではないかといふ考へもあるが、調律せずにおくと、ピアノがだんだんと置物になってしまふ。それで今年も調律をお願ひした。指を使って鍵盤を叩くのは老化防止に良い様な気がするし、楽譜を見て音を出してみるのも頭の体操になる気がする。少しやりたいのだが、欲張って毎日の日課のアイテムを増やすのもいけないとも思ふ。ほんの少しの時間でも、毎日続けるとなると結構大変になるものだ。調律師さんは「良いピアノだね」としきりに言ふ。それが、お世辞の様には聞こえなくて、本当に感心した様に、感じの良い褒め方をしてくれるのだ。「スウェーデンに引っ越した時に日本から運んだのですよ」といふと驚いた様であった。もともと同居人が持って来たピアノであったのだが、今は二人で代はりばんこに使ふ。僕もとても良いピアノだと思ってゐる。

人間の世界はデジタル化が進んだが、秋はやはりアナログでやって来る。