孫はゲーム師 ー Pippi のすごろく

2022-07-24 (日)(令和4年壬寅)<旧暦 6 月 26 日>(先勝 戊寅 四緑木星) Kristina Kerstin 第 29 週 第 26835 日

 

同居人と娘と孫と僕の4人で Pippi のすごろくをした。そのゲームには正式な名前もあるのだが、感じがすごろくに似てゐたので、僕は簡単に Pippi のすごろくと呼んだのである。専用のサイコロの目は1か2か3のいづれかしか出ないやうになってゐる。出た目の数だけ自分のコマを進めることができるのだが、出発点の先は丁字路になってゐて、右に折れるも左に折れるも自由である。進路にはあらかじめコインが置かれてあって、そのコインの上に自分のコマが止まると、そのコインをもらって貯金箱の様なお家に入れる。それを入れた人は横に伏せて置かれたカードのうちの1枚をもらふことができる。そのカードには絵が書かれてあったり、Pの文字やIの文字が書かれてある。このカードを集めてP,I,P,P,I と一番最初に揃えることができた人が勝者となる。孫はゲームに熱中する様子でもなく、興奮する様子もなく、コインがもらへる目が出ても、コマを逆向きのルートへ進ませたり、ちょっと無欲な動きを取るのである。そんな風でありながら、3回やったゲームを3回とも勝ってしまった。その時の雰囲気には、何となくこの子にはゲーム師の素質があるのではないかと言ふ、我が胸の血を密かに騒がせるものがあった。大きくなってコンピュータゲームに走られてはちょっと困るのだが。

今日も Stockholm へ行ってきた