物価高の夏

2022-07-14 (木)(令和4年壬寅)<旧暦 6 月 16 日>(先負 戊辰 五黄土星)満月 Kronprinsessans födelsedag Folke 第 28 週 第 26825 日

 

KPIF(消費者物価指数、詳しくいふと、住宅金利の変更による影響を含まない分といふことらしい。その条件をつけない消費者物価指数は英語では CPI といふやうである)が示すスウェーデンの6月のインフレは 8,5% を示し、1991年7月以来の高さであるといふ。それも急激に上昇してゐて、このまま行けば今月は更に上がることになるのではないかと心配である。物価が急激に上がってゐることは普段の生活でも感じてゐる。どうせ必要になるものは早めに買っておいた方が良いのかもしれない。日本でも物価上昇の傾向があるやうである。ついこの間まではデフレからの脱却が政府の目標であった。物価が上がらないから給料が上がらない、それで経済が上向きにならない、みたいなことを言はれてゐた。でも、実際に物価が上がり始めてみると、それは家計を直撃して、普通の人々の生活は下がる方に行くような兆しを感じてしまふ。これは値上がりの原因がウクライナ戦争や流通の困難と関はってゐるからかなと思ふ。電力やエネルギーが高騰したこともあると思ふ。物価が上がっても給料が上がってくれることに繋がらなければ生活は苦しくなるばかりだ。そもそも成長の熟した社会ではそれ以上の成長を期待する方が間違ってゐる気もする。何事につけ不安な時代を僕たちは生きてゐる。

アジサイに似た白い花