SASの破産法申請

2022-07-06 (水)(令和4年壬寅)<旧暦 6 月 8 日>(先勝 庚申 六白金星) Esaias Jessika 第 27 週 第 26817 日

 

スカンジナビア航空 (SAS) が破産申請を出した。前々から危ないと思はれてゐたが、スウェーデン政府からも援助が打ち切られて、行くところまで行った感じである。会社側は先週からパイロット組合と交渉を続けて来たが、話し合ひがまとまらず、一昨日ストライキに突入した。そのことを受けて、あとは破産法申請するしかないことになったらしい。多くの乗客が影響を受けて、鉄道 SJ や、ノルウエーの航空会社Norwegian の予約が増えたとのニュースも見た。いまどき、ストライキといふ労働争議は時代錯誤な気もするが、会社の経営のやり方もきっと問題なのだと思ふ。日本とは随分経営のやり方が違ふように見受けられる。コロナ感染症の流行でどの航空会社も打撃を受けたと思ふが、頑張ってゐる航空会社もあるので、そのことを破産したことの理由にはできないと思ふ。ただ、日本では2010年に日本航空会社更生法が適応されたことがあり、今は立派に立ち直ってゐる。SAS も同じように蘇って欲しいと思ふ。SAS と同じ Star Aliance として全日空があるが、かねて計画されてゐた羽田ーストックホルムの直行便の運航がなかなか発表されない。これも、SAS の経営問題と無縁ではないのかもしれない。

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