「すごい物理学講義」読後感1

2022-03-28 (月)(令和4年壬寅)<旧暦 2 月 26 日>(先負 庚辰 五黄土星) Malkolm Morgan 第 13 週 第 26717 日

 

3月になって、カルロ・ロヴェツリ著の本を3冊読んだ。「時間は存在しない」(富永星訳)、「すごい物理学入門」(関口英子訳、竹内薫監訳)、「すごい物理学講義」(栗原俊秀訳、竹内薫監訳)の3冊である。このうち「時間は存在しない」は日経の3月5日の読書案内のページで知った(半歩遅れの読書術 夢枕獏)。この本は欧米ではベストセラーになったと後で知った。僕はベストセラーになった本を読むのがあまり好きでないのだが、それと知らずに読んだらさうであったのだ。読めば感じるところがあまりに大きかったので、同じ著者による「すごい物理学入門」を読んだ。それがまた素晴らしかったので、今度は「すごい物理学講義」を読んだ。圧倒されるような内容であった。読後感を一言だけで表せと言はれれば、「生きてゐるうちにこのような本にめぐり逢へて良かった」と言ふしかない。どう感激したのか、あるいはその本を読んで僕はどのように影響を受けたのかを自分の言葉で書いてみたい気もするが、短いブログにうまくまとめられない。何回かに分けて思ひつくまま書いてみようかと思ふ。読後何日も経過してから書くと感激は薄れてしまふかもしれないがやむを得ない。それにしても、このような素晴らしい書物をわかりやすい日本語に訳してくださった先生方にもお礼を言ひたいと思ふ。日本語で読むことのできるありがたさをつくづく思ふ。

気圧が少し下がって、強い風が吹いた