フィーカ

2022-03-19 (土)(令和4年壬寅)<旧暦 2 月 17 日>(赤口 辛未 五黄土星) Josef Josefina 第 11 週 第 26708 日

 

こちらで親しくしていただいてゐる方の、明日はお誕生日である。けど、明日はまた Stockholm へ行く予定があるので、けふのうちにお祝ひの挨拶に行かうかといふ事になって、花束を持って同居人と行ってきた。ゐらっしゃるかどうか分からないが、ゐらっしゃらなかったら玄関に置いて来れば良いかと思って出かけたのである。前もって「行きます」と予定を知らせるべきなのかもしれないが、さうすると、もてなされてしまふ可能性が高いので、ちょっと玄関でご挨拶するだけのつもりで伺った。行けば「お上がりなさい」といふ事になって、結局はコーヒーなどをいただいてしまった。久し振りなので雑談などもした。日本では、皆さんお忙しいので、お茶などをいただくことがあっても早めに切り上げるのが礼儀と思ふが、妙に遠慮すると相手の気持ちを尊重する事にならないこともある。ゆっくりお茶で時間を過ごすことが、現代日本の一般市民の日常の中にどれほど残ってゐるかしらと思ふ。ともあれ、このようによそのお宅でお茶をいただくことは過去2年間のパンデミックの間にはなかったことである。非常に新鮮な感じがした。コロナの感染は依然続いてゐるのかもしれないが、医療崩壊を起こすほどのリスクはないものらしく、市民は皆、日常の暮らしに戻ってゐる。僕たちも今日は日常を楽しむことができた。ウクライナでは「戦争」といふ、大変な非日常に見舞はれてゐるのだが。

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澄み渡る夕空