「50万円EV」の衝撃

2021-12-20 (月)(令和3年辛丑)<旧暦 11 月 17 日 先負 壬寅 四緑木星) Israel Moses 第 51 週 第 26619 日

 

中国の自動車メーカーが「50万円EV」を発売してゐると日経電子版で読んだ。僕はもう高齢者であるからこれから先に自動車を購入することは無いのであるが、「50万円EV」とはセンセーショナルな話だと思った。長距離ドライブでなく市内を走ったりするだけなら十分かもしれない。壊れても修理しやすいようにできてゐるとも書いてあった。搭載するインバーターの寿命は「8年間・12万キロ走行」とのことである。おそらく通信機能を装備することはなかろうと思ふ。それでも需要は案外大きいのかもしれない。ただ、これからの時代は自家用車を所有するのでなくて、自動車をみんなでシェアする方向に行くべきだと思ふ。安い自動車が大量に出回ると渋滞といふ問題も出てくるかもしれない。電気自動車であるからといって無公害といふわけではない。タイヤが道路をこすって走るたびに、目には見えないマイクロプラスチックが発生して空気を汚す。タイヤのすり減った分は皆空中に浮遊するのである。脱炭素であれば良いといふ問題ではない。むしろ地球を取り巻く水と空気の汚れの方が心配なのだ。地上を這ふ自動車の絶対数を減らすべきではないか。スマホで呼び出せば低価格ですぐに自動運転自動車が来てくれる社会が、自分の身の回りでも早く実現して欲しいと思ふ。

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Nyköping川で