リサイクルゴミの一生

2021-09-09 (木)(令和3年辛丑)<旧暦 8 月 3 日> (仏滅 庚申 七赤金星) Anita Anette 第 36 週 第 26507 日

 

毎日の散歩には、その日に出たゴミをリサイクルゴミ捨て場へ持っていく。例へば牛乳パックなどである。牛乳パックの注ぎ口は丸いプラスチックになってゐるのだが、それを切り離して別にするまでの区分けはせずとも良いらしく、注ぎ口がついたままで紙のリサイクルのコンテナに入れる。日本では、「洗って、開いて、乾かして」とされてゐるから、スウェーデンでも我が家は忠実にそのような出し方を守ってゐる。しかし、そんなことまでして出してゐる人は見かけない。それでコンテナはすぐにいっぱいになってしまふ。もしかすると、中に古くなった牛乳を残したままで捨てられる場合もあるのではないかと心配したりする。しかし、あの牛乳パックはその後、どのような運命をたどるのだろうか。一度、一緒について行って紙のリサイクルの一生を確かめたい気もする。日本では牛乳パックはそれ専用に回収されるが、スウェーデンでは、ダンボールや、卵のケースなどと一緒に「紙のリサイクル」のコンテナに入れることになる。このリサイクルはどのようになされるのか、知りたい気がする。そのようなことを知れば、ゴミを出すときのやり方も少し変はるかも知れない。日本でも、そのようなことを知りたい人のために、もしリサイクルの現場見学ツアーなどがあれば、人々のゴミを出す時の心がけが今より良くなることはないだろうか。「このように出してください」と結果だけを知らせるよりも、なぜさうなのか、人はゴミの出し方をよく理解するようになると思ふ。

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Nyköping 川の朝