スウェーデンではインフレ傾向か

2021-07-31 (土)(令和3年辛丑)<旧暦 6 月 22 日> (先負 庚辰 二黒土星)下弦 Helena Elin    第 30 週 第 26467 日

 

例へばストックホルム証券取引所の株は7月に7%上昇したとか、このところスウェーデンでは上げ潮を感じてしまふ。スウェーデンの経済の回復力は非常に強いために、専門家の間ではインフレのリスクが高まってゐるといふ話も聞く。また、この夏は石油価格が高騰し、さらに風の吹き方が弱くて電気料金が記録的に高くなることが予想されるとニュースで見た。経済の動きは世界中が平均して同じ傾向を示すより、地域的に差がある時代になって行くのかもしれない。コンテナの輸送価格は、上海ーロッテルダムルートで昨年より6倍も高くなったといふ話も聞いた。ついでにスウェーデンの電気料金について書く。僕が契約してゐる例で言へば、配電会社の請求書と電力会社の請求書とが一緒になって来る。配電会社からは消費電力量1KWh につき、配電費 0,244 kr + 電力税 0,356 kr、それに契約料金年額1332krのその月の日数分、さらに 25%の消費税を上乗せて請求が来る。また電力会社からは消費電力量1KWh につき、電力料 0,408 kr に契約料金年額384krのその月の日数分、さらに 25%の消費税を上乗せて請求が来る。消費電力量を200KWh と仮定すると(オール電化にしてはずいぶん小さい仮定だが)、428,30 kr となる。5456円相当か。日本では 200KWh 分の電力料金はいくらになるだろうか。契約の仕方にもよるのだろうが、自分で試算してみると7562円になった(間違ってるかもしれない)。為替レートでも変はるから安易な比較はできないけれども、日本に比べるとスウェーデンではまだ電気代が安いのかもしれない。これは先月の請求書から引いた数字だが、今月分はどうなるのだろう。あと1週間ほどで請求書が来る筈である。

f:id:sveski:20210801033407j:plain

散歩の途中でまた雨になった。