夜中の雷鳴

2021-07-28 (水)(令和3年辛丑)<旧暦 6 月 19 日> (赤口 丁丑 五黄土星) Botvid Seved    第 30 週 第 26464 日

 

耳をつんざくような雷鳴で目が覚めた。どっちみちもう起きる時間かなと思って時計を見ると、まだ1時であった。それでまた寝直した。今日は大気が不安定であるらしい。雷はひとつしか鳴らなかった。子供の頃には、冬によく雷がなった。冬の雷もひとつだけ鳴ることが多かった。「ひとつ雷」と言って、この現象があると雪が降るのだと言ふ言ひ伝へもあった。が、その根拠はわからない。雷に関する理論は、鳴った雷の数と同じだけあるのだと言ふ話も聞いたことがある。雷が電気の現象であることを証明したのはベンジャミン・フランクリンで、1752年のことである。でも「雷」といふ字と「電」といふ字はよく似てゐる。古代中国では漢字が発明された頃に、それは電気だと既にわかってゐたのではないか。雷からエネルギーを取り出すことができればそれも自然エネルギーの利用になるだろうが、それはなかなか実現しないだろうと思ふ。人の「怒り」もエネルギーには違ひない。我慢強い人間ほど、爆発した時のエネルギーはすごい。世の中はイライラした人間がたくさんゐる。そんな人たちの「イライラ」を集めて発電できないものだろうか。

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雲の形に感動する一瞬もある