ブログの題材

2021-06-29 (火)(令和3年辛丑)<旧暦 5 月 20 日> (赤口 戊申 三碧木星) Peter Petra    第 26 週 第 26435 日

 

僕は自分の記録のためにブログをつける。が、公開する以上、読み手がある。ブロガーになるつもりはないから読み手はゐなくて構はない。最も熱心な読み手は同居人かもしれない。自分のことは書かないで欲しいとしきりに言ふ。僕が机に向かってゐると後ろに立ってデスプレーを覗き込むように「今日はもう書いたの」とか「今日は何を書くの」とか尋ねることがある。僕はこれが嫌で仕方がない。小学校の作文の時間に腕で紙の周りを覆って人に見られないようにしたものだが、そんな気分になる。そもそも共同生活をしてゐると、何でも相談して決めるので、自分といふものが希薄になる。その点、ブログだけは、相談しないで自分の思った通りを書くことができる。その意味で僕にとってブログはある種の救ひになってゐる。だから僕としてはそこにまで同居人に顔を出してもらっては困るのだ。と言っても書く題材も少ないので、平家物語を自分なりに理解した言葉で書くことがある。新型コロナの流行とともに平家物語を最初から写すことを始めたのだが、途中からまとまった部分ごとをブログに書くようになった。高校生になったつもりでレポート提出のような気分で書くのである。ところが同居人は読んでてあんなにつまらないものはないから書くのをやめろといふ。でも、僕は他に書くこともないので、やはり細々と続けてゐる。写す作業をしない日も多いので遅々として進まない。意外なことにアクセス数と傾向を調べると平家物語でアクセスする数は結構あることがわかった。間違ひも多々あると思ふので穏やかでないが、やはり日本では「平家物語」はなほ、関心を持つ人が多いのだなと感心する。

f:id:sveski:20210630044156j:plain

今日も夏らしい一日であった