小鳥の季節

2021-06-19 (土)(令和3年辛丑)<旧暦 5 月 10 日> (友引 戊戌 二黒土星)  Germund Görel    第 24 週 第 26425 日

 

台所の窓の外に小鳥の餌のケージをぶら下げてゐる。冬から春の間はほとんど来ないが、6月になるとたくさんやってくる。雀が多いが、たまに他の鳥が来ることもある。彼らはシーズンオフにはどこにゐてどのように餌を探すのかなと思ふ。ペットを飼ふだけの決心はつかないし、ロボットのペットは毎月の費用がかさみさうだし、そんな我が家には、窓の外に餌をぶら下げるのが一番良い。手間もかからないし、安上がりだ。週に一度のスーパーでの買物時に、小鳥の餌を購入する。毎朝食事を始める時に新しい餌をひとつ充填する。すると小鳥はすぐにやって来る。たわわに茂るもみじの葉陰でエサのありかが見えにくいはずなのだがすぐにやって来る。それで、僕らも朝食をとる間に、鳥が餌をつつく様子を眺める。男は黙って食べる。同居人はちょっとしたことでも、感動していちいち説明する。男も見てゐるから説明不要なのだが、「わかってない」と思ふらしい。例年だとそのエサは翌日まで残ることも多かったのだが、今年は数時間のうちになくなってしまふ。こんな風景が見られるのも6月と7月だけである。

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道が深くカーブする一画。少し長い散歩をする時に通ることが多い。