森の散歩道

2021-05-01 (土)(令和3年辛丑)<旧暦 3 月 20 日> (仏滅 己酉 七赤金星)八十八夜 Första maj Valborg   第 17 週 第 26376 日

 

午後の散歩はひとりで行くことが多い。資源ゴミとなる牛乳パックやプラスチック袋類を家でスマホでスキャンして(かうすればポイントがたまる( Bower といふアプリ))、それをゴミの回収所に持って行き、所定のコンテナに捨てる。それからそのあたりをグルリと回って帰ることが多い。ほぼ毎日やるので、量は少ない。今日は殆どゴミがなかった。それでゴミの回収所に寄らなかった。すると手ブラになり、ちょっと遠くまで行ってみようかといふ気が起きた。Janstorpsskogen といふ森の入口まで行ってみた。ハイキング用の道があって、乗馬のための道も用意されてゐる。スウェーデンに住むと、自宅から歩いて行けるところに森があることが多い。ありがたいことだ。いつもとは少し違ふ道を歩いた。時々人に会った。家に帰ると同居人は庭で、先日買ってきた土を補充する作業をしてゐた。忙しさうであったから「今日はひとりでお茶を飲むよ」と言ふと、驚いたことに「お茶なら私も付き合ひます」と言って作業の手をやめた。作業はいつでも区切りがつくらしい。どんなに忙しい仕事の最中であっても、もし、いきなり大地震が来れば、人はそれまでの作業をやめて逃げ出すだろう。同居人はそれと同じ程度の重要性を日常のお茶に感じてゐるものらしい。ある意味ではお茶の極意に通じた達人かもしれないと思った。

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Janstorpsskogen といふ森の入口の案内板。