デジタル時代のお金の教育

2021-03-30 (火)(令和3年辛丑)<旧暦 2 月 18 日> (先勝 丁丑 二黒土星)Holger Holmfrid   第 13 週 第 26344 日

 

日本経済新聞で「お金の教育、小学生から 「使ふと減る」を現金で実感」といふ記事を見た。キャッシュレス時代になると、お金のありがたみが薄れさうになる。「このお金はどこから来たのか?」「あといくら残ってゐるのか?」といふ問ひかけに鈍感になる気がする。2008年に日本滞在中に nanakoといふ電子マネーを初めて使ったが、その時、現金で買ふより電子マネーの方が財布の紐が緩みさうになる感じを体験した。財布の中に現金があれば残高の確認はリアルだがデジタル時代の残高はバーチャルだ。このバーチャルなものを管理する能力がこれからは問はれるのだと思ふ。お金の管理に出納簿は不可欠と思ふ。ただ、これまでだって、お金以外にバーチャルに与へられて来たものがあるのに、そのことに気づかなかったことはあるかもしれない。例へば愛の大きさは出納簿にはつけられない。でもお金の出入りなら数字で表すことができる。それだけでも毎日キチンと管理する癖を小学生時代から身につけることができたら、それはひとつの技術になると思ふ。

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今年初めて気温20度になった。白雲漠々 人生悠々 散歩も楽し。