パズル

2021-02-06 (土)(令和3年辛丑)<旧暦 12 月 25 日> (赤口 乙酉 四緑木星) Dorotea Doris  第 5 週 第 26293 日

 

同居人が1000ピースのパズルを始めた。パズルといふのは、掃除の敵なのであるが、それ以上に、出来上がった時にそれをどうするかといふ点が厄介である。せっかくの作品が出来上がっても、それを飾る置き場所に困るからだ。出来上がったらまたバラバラにして誰かにあげれば良いのかもしれない。こんな後のことを思ふのも年をとったせいだろうか。忙しい人には時間の無駄かもしれないが、何もやる気がしない時、パズルは案外楽しいものだ。機械や電気を全く使はずにできる点も良い。「あなたもやって良いのよ」と同居人が言ふから、空いてゐる時に僕も参加してみた。始めたばかりなのでまだ、周囲も完成してゐない。パズルで困るのはいつやめるかといふ点だ。ひとつピースを埋めることができたら、その日はそれでおしまひにしようかと思ふが、つい欲が出てその次を埋めようとする。ずるずると引き込まれてしまふ。暇な老人が言ふのもをかしいが、時間を決めて切り上げるのもひとつの方法かもしれない。明日になればまた新しい見方で続きを始めることができるかもしれない。

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「春立つけふの風やとくらむ」高校1年の時に推量の助動詞「らむ」の例として習ったが、スーパーの軒下のつららは毎日少しづつ長くなる様である。