脳トレは苦手

2021-02-04 (木)(令和3年辛丑)<旧暦 12 月 23 日> (仏滅 癸未 二黒土星) Ansgar Anselm  第 5 週 第 26291 日

 

老化防止のために脳トレゲームなどが世の中では提案されてゐるが、あれはどうも、僕の場合には効果がないのではないかと思ふ。衰へ始めた脳といふものは、どこかおどおどとした心理を持つものである。「自分はまた間違へたのではないか」「自分はまた忘れたのではないか」といふ様な自責の問ひかけが絶えずある。その様な不安を取り除くことがまづ第一ではないかと思ふ。そんなところに、義務感にかられて脳トレをしても、むしろ逆効果になることさへあるのではないかと思ふ。天才バカボンの父ちゃんの名言「これで良いのだ」は、若い頃は批判的に感じてゐたが、この頃はそれもひとつの生き方かもしれないと思ふ様になった。まづ、心の愁ひをはらひのけることが肝要ではないかと思ふ。そのためには音楽を聞いたり、あるいは自分で楽器を演奏してみたり歌ってみたりすることの方が脳の活性化には良いと思ふ。もちろん、脳トレで効果を上げる人も多いと思ふから、何もけちを付けるつもりではないが、全ての人には当てはまらないかもしれないといふだけだ。生き甲斐とか生きる歓びが感じられる何かを見つけることの方が大事な気がする。自分にあった自分だけのボケ防止方法を探すことができれば良いと思ふ。最近はコロナで自宅に閉じこもる人が増え、脳の働きも鈍くなる人が増えるのではないかと心配である。

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立春過ぎれば、少しづつ春を感じる日もある。が、今日も氷点下。夜は-14℃になった。