Learning for all

2021-01-20 (水)(令和3年辛丑)<旧暦 12 月 8 日> (先勝 戊辰 五黄土星大寒 Fabian Sebastian   第 3 週 第 26276 日

 

日本経済新聞で「教育格差、負の連鎖止める どんな子にも可能性」といふ記事を見た。Learning for all といふ NPO 法人が、子どもの貧困を解決して誰でも学力を伸ばすことができる社会を目指してゐるといふ。素晴らしいと思った。日本が高度経済成長を始めた昭和40年ごろまでは、家は貧しいけれども勉強はよくできる子がゐたと思ふ。ところが、日本の社会に貧富の差が広がると、お金持ちでなければ一流の学校に行くことができなくなった。これは日本の将来を暗くすると思ふ。お金持ちの親は自分の子供の教育にせっせとお金をつぎ込むが、貧乏なよその子たちには見向きもしない。我が子を下手に公立の学校へやれば、どんなに荒んだ家の子供と一緒になるかわからないと恐れて、名門校へ入れたがる。ますます教育の格差が広がるのだと思ふ。日本が健全な社会になるためには若い人たちへの教育の機会均等が保証されなければならないと思ふ。日本の社会に Learning for all の様な団体があるのは頼もしい。

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雨になって雪は溶けた。大寒。近くの小学校の校庭に遊ぶ子が今日は居なかった。