ああ、七十代

2021-01-13 (水)(令和3年辛丑)<旧暦 12 月 1 日> (赤口 辛酉 三碧木星新月 Tjugondedag jul knut   第 2 週 第 26269 日

 

七十代にもなれば、人生は、これまでにやって来たことをまとめ上げるといふか、集大成を考へるべきなのかなと思ふ。けれども僕の場合は、若い時からコツコツと築き上げるものなど何もなかったから、今更まとめるべき何もない。それでも僕はそんな若かった日々を後悔するわけではない。若い時から何かを築き上げるにしても、それが可能であるためには、まづ生活できなければならないといふ思ひが強かったから、生活防衛の方を優先させたのは止むを得ないことと思ふ。幸ひにして仕事は嫌ひでなかったから、若かった頃はかなり仕事に集中できたと自分では思ふ。就職氷河期の人々から見れば随分幸福な時代を生かされたと思ふ。テクノロジーの進歩が早いので、方法はいつも更新されてきた。今日の新しい方法は明日にはもう陳腐化することもある。そんなことをいくら振り返っても、今さら人生の集大成を考へることなどできない。だが、悲観することもないと思ふ。もう一度出発点に帰ってみれば良いのだ。僕の場合の出発点は高校時代にあった。七十代はひとりでのんびりとあの高校時代をやり直すーーこれが僕の方針である。

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今日は気が乗らなかったが、やっと散歩もできた。