Trettondedag jul

2021-01-06 (水)(令和3年辛丑)<旧暦 11 月 23 日> (先負 甲寅 一白水星)下弦 Trettondedag jul Kasper Melker Baltsar   第 1 週 第 26262 日

 

クリスマスから数へて13日目の今日はスウェーデンでは Trettondedag jul と言って、かなり大事な祝日である。僕のブログの構成は一番上に日付を書き込むことから始まり、今日は自分がこの世に生まれて何日目であるかも書き込む様にしてゐる。また、スウェーデンの暦には namnsdag と言ふものがあって、日付に人の名が付されてゐるので、それも併せて書く様にしてゐる。いつもは何も思はずにその名前をカレンダーからただ転記するのだが、今日の namnsdag だけは3名もの名前が付されてゐる。それを転記するうちに、あ、この名前は!と気づくものがあった。Kasper Melker Baltsar といへば、イエス・キリストの生誕時に星に導かれて東方からベツレヘムへやって来た三博士の名前ではないかと思ひ当たったのである。それで調べてみると、やはりさうであった。この日は Epifania とも呼ばれる。イエス・キリストが神の子として公に現れたことを記念する日である。クリスマスから13日目の区切りにどの様な意味があるのだろうと疑問に思ってゐたのだが、今更ながらであるが、ちょっと新知識を得た気がする。それにしても、僕がブログをつけ始めて14年目である。これまでの13年間、この日には、毎年、無意識に名前を転記してゐただけであったのだなと恥づかしながら思ふ。ちなみにであるが、岩波書店芥川龍之介全集第1巻は冒頭に「バルタザアル」と言ふ小説が置かれてゐる。大正3年(1914年)、芥川が22歳の時に発表した翻訳小説で、原作者はアナトオル・フランスである。

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散歩の時に粉雪が舞った。