急がなくて良い暮らし

2020-11-25 (水)(令和2年庚子)<旧暦 10 月 11 日> (友引 壬申 七赤金星) Katarina Katja   第 48 週 第 26220 日

 

毎日家に居るだけの暮らしで、一番ありがたいことは、何をするにつけても急がなくて良いことである。まづ、朝起きた時から、さあ今日はアレとアレをやるぞとか、前向きの気持ちになれる日はほとんどない。やっと起きる。しかし、元気がないながらも、体重計に乗ったり、スクワットをしたり、冷水摩擦をしたり、洗顔したりするお決まりのコースをひとつずつこなすうちに次第に元気が出てくることが多い。これは半ば儀式であるので順番を間違へてはいけないのだ。本当に調子が悪ければこの様なお決まりのコースもできないだろうと思ふ。朝はいつも鏡を見ながら「先を急がなくて良いんだよ。今これをやる間は他のことは何も考へなくて良いんだよ」と自分に言ひ聞かせる。すると何とも言へず気持ちが落ち着いてくる。これはもう年老いたせいでさうなのかもしれないが、もともと僕はスローな人間であるので、この急がずに生きることができることをつくづくありがたいことと思ふ。

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曇り空に暮れ急ぐ南天の地平のあたりだけ明るい