夕方の散歩

2020-10-15 (木)(令和2年庚子)<旧暦 8 月 29 日> (赤口 辛卯 三碧木星) Hedvig Hillevi   第 42 週 第 26179 日

 

夕食後にはなるべく散歩に出る様にしてゐる。散歩のコースは1周4キロメートルほどである。最初の1キロメートルまでは同居人も一緒に歩く。同居人は昼間に動くことが多いので、この辺で十分だと言って途中で別れて先に帰る。僕は昼間は運動不足であるので、それを補ふためにさらに 3キロメートル歩く。この頃は寒くなってきた。日暮れも早くなったので、手に小さなランプを持って歩く。二日前に散歩した時、老夫婦らしい人たちとすれ違った。その二人はそれぞれ胸にランプを下げて歩くので遠くからでも二つのランプが揺れてそれと分かった。その老夫婦に昨日も出会った。昨日は僕の方が遅かったので随分手前ですれ違った。どうも僕のコースと似たコースを反対向きに歩かれるらしい。まさか3日目には会ふことはないだろうと思ったら今日も会ってしまった。すれ違ひざま街灯の灯りに照らされたので、軽く会釈をしたら、男の人もにこやかな笑顔を向けてくれた。僕の方もランプを持ってゐるので、きっと遠くからでもまたあいつだなと分かったのかも知れない。でも、かうなると明日も同じ時間に歩いてみないわけにはいかない。変な男が日本人だと分かるとびっくりするかもしれない。

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雲もなく澄んだ秋の夕暮れ