留守番

2020-09-09 (水)(令和2年庚子)<旧暦 7 月 22 日> (仏滅 乙卯 三碧木星) Anita Annette   第 37 週 第 26143 日

 

「新型コロナに関して、スウェーデンでは集団免疫を得ることを目的とした方針をとってゐる」といふ書き方をした記事を見ることがある。しかし、その様な表現はスウェーデンに住むものの実感としては違和感がある。社会をなるべく閉鎖しないやり方の結果として集団免疫が出来上がることはあるかもしれないが、少なくともそれを目的としてゐる様には見えないからだ。特に僕ら高齢者でしかも糖尿病のあるものは自らが感染しない様に十分気をつけることが求められてゐる。感染してしまへば重症化する恐れがあるからだ。本人はもとより苦しむことになるし、医療態勢を逼迫させないためにも、高齢者は特別に気をつけなければならない。それは日本でもスウェーデンでも同じであると思ふ。高齢者は自らの健康に気をつけることが何よりの社会への貢献であると思ふ。それで僕は、怖がってずっと家にゐるのだが、同居人は週に1回、2時間だけ教会へ奉仕に行く。教会はある時間帯だけ開けるので、訪問者を迎へるための当番として行くのである。と言っても、旅行者は少ないし、教会への訪問者は少ないので建物の中は過密にはならないと思ふ。その間、僕は家で留守番をする。留守番の時は掃除をすることが多い。

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同居人が当番で奉仕する S:t Nicolai 教会の内部