打たれ強くなる練習

2020-08-26 (水)(令和2年庚子)<旧暦 7 月 8 日> (友引 辛丑 八白土星)上弦 Östen   第 35 週 第 26129 日

 

人を中傷したり、コンビニの店員などにひどい言葉を浴びせたり、上司が変に威張って部下を叱ったり、ヘイトスピーチを声高に叫んだりする人が、最近は増えて来てゐる様に思ふ。ニュースで見るだけで、現場を目撃したわけではないから実際の感覚はわからない。だが、ネット社会になり、また新型コロナが日本中に広がったことで、そんな傾向はより顕著になったかもしれない。世の中には「打たれ強い」人とさうでない人がある。人よりも何か抜きん出たことをして、そのことで打たれるのであれば、そんな人にとっては打たれることは最初から想定済みであろうから、何を言はれても馬耳東風と聞き流すこともできよう。だが、普通の人にとって、ひどいことを言はれた時に平気でゐるのはなかなか難しいのではないかと思ふ。心のモードスイッチを切り替へて「こんな人は真面目に相手にしなくて良い」といふモードに移るのはなかなか難しいと思ふ。しかし、この頃はさういふ訓練もしておかないといけないのかなと思ふこともある。宗教を持つ人とか、信念を持って生きる人はその様な場に自分がおかれてもコントロールできるのだと思ふ。昔は学校教育の、例へば漢文の授業などで、その様な場合の生き方のヒントを教はった様な気がするが、今の学校ではどうなのかなと思ってしまふ。

f:id:sveski:20200827043845j:plain

川のほとりに鍵の形をした花壇があるのは、この町のシンボルが「鍵」であるから。