コロナ禍の半年

 

2020-08-21 (金)(令和2年庚子)<旧暦 7 月 3 日> (先負 丙申 四緑木星) Jon Jonna   第 34 週 第 26124 日

 

コロナ禍のこの半年以上の間に経済は大きく変動した。2月に株価などがガクンと下がったのはわかる様な気がする。けれども、その後の回復は意外に早かった感じがある。この回復とてどこまで本物かどうか分からない気もする。コロナの収束が見えたわけではないのに株価などだけが回復したからである。経済の動きは全く分からない。スウェーデンではこのところ家やアパートなどの価値が上昇傾向にある。不動産価値の上昇はバブルの到来につながる記憶があるので、余計な心配をしてしまふ。僕らの町でもあちこちに新しいアパートが建設されて、価格も相当高いらしい。ところで、僕の住むアパートは古いので、居間の壁の隅に小さな穴がふたつ開いてゐる。ひとつはFM放送のアンテナ、もうひとつはテレビのアンテナで、ふたつの穴は凸凹のペアになってゐる。放送事業もデジタル化した結果、このアンテナの穴を利用する家庭は今では少ないと思ふ。それでも高齢者の住む住宅ではまだアナログ電波を受信してゐる人がゐる。テレビなどのプロバイダの中にはアナログサービスを停止するところもあり、困ってしまふ高齢者がゐるとのことである。いつまでもアナログサービスを続けては経営を圧迫するのかもしれないが、今サービスを停止するのは早すぎる気がする。また、大規模災害時などには、むしろアナログの方がよく電波を届けてくれる場合もあるのではないかと思ふ。今ではスマホでラジオを聞くことができる時代であるが、僕はいつもアナログの携帯ラジオをカバンの底に潜ませてゐる。主に日本にゐる時のためのものだが。

 

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日課の散歩も今日は休んでしまった。