戦争を思ふ月

2020-08-02 (日)(令和2年庚子)<旧暦 6 月 13 日> (赤口 丁丑 五黄土星) Karin Kajsa  第 31 週 第 26105 日

 

8月は戦争を思ふ月である。もしも、30年ほど早く生まれてゐたなら、僕も戦争に取られてゐただろうと思ふ。その手のことに不得手な僕は戦死したかもわからない。生きてゐても野蛮な上官にさんざん殴られたろうと思ふ。最近は疫病が流行ったり、地震があったり、津波があったり、洪水があったり、種々の災難が続き、決して良い時代とは言へないのだが、それでも自分を振り返ってみると、戦争の体験をしなくて済んだことはやはりありがたいことと思ふ。が、自分ひとり兵役を免れ、安全を享受して、「平和は良いな、戦争には反対だぞ」と叫ぶだけではあまりに無力である気がする。今の日本には、この先厳しい状況の日が来ないとも限らない。米中の対立は深まりつつあるし、日本の行く末には困難が待ってゐる。社会が大きな困難の中にある時に個人はどうすれば良いのかなと思ふ。自分だけなるべく社会から離れてひっそりと暮らすのはあまり良くないのかもしれない。さうは思ふのだが、結局毎日、家の周りを散歩してリフレッシュする他は、じっとして暮らしてゐる。

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森に沿って道はカーブする。散歩道は曲線があった方が良いと思ふ。