掃除の流儀1

2020-05-30 (土)(令和2年庚子)<旧暦閏 4 月 8 日> (大安 癸酉 一白水星)上弦 Vera Veronika Pingstafton 第 22 週 第 26041 日

 

家の掃除は毎日自分ですることを、これはもう何十年来ずっとその様に決めてあるのだが、それでも実際には掃除をしない日もあった。しかし、今年2月下旬にコロナの脅威が身辺に迫ってからは、殆ど毎日掃除をする様になった。僕は掃除機を使はない。毎日掃除をするなら、掃除機を動員しなくても床をモップで拭いて埃を集めるだけで十分の様に思はれるからだ。

使用済みの封筒は、糊がついてゐるせいか、回収に出してはいけない。つまり燃えるゴミとして出さなければならないのだが、ゴミ箱にそのまま捨てるのは勿体無い。もうひと働きしてもらふためにハサミで半分に切って、モップと一緒に持ち運び、それに集めた塵を入れる様にしてゐる。集まった塵は封筒ごと捨てる。それで塵取りも殆ど使はない。

何日か掃除をしない日が続くと掃除が大変になるので、そんな時だけ、ルンバを動員することにしてゐたのだが、今年になってからはルンバを一度も使ったことがない。

掃除をする時は決して急がないことを心がける。時間を気にしないで掃除に専念する。掃除が済んでから時計を見ると2時間半ほどかかってゐる日もある。いくら暇人だと言っても毎日2時間半を掃除に当てるのはちょっと行き過ぎな気もする。でも、椅子やじゅうたんなどを廊下に出して、それらにハタキやブラシがけしたりすると狭いアパートでもそのくらいの時間はかかってしまふのだ。こんなに時間がかかったのでは掃除夫として外で働くには失格であるが、自分の家の掃除ならそれで良いと思ふ。掃除をよくする様になったことはコロナのくれた良い点だ。掃除だけでもやる気の出る日は本当にありがたい。

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銀杏の若葉は「小さき鳥のかたち」になり始めた。