これからの職業選び

2020-05-08 (金)(令和2年庚子)<旧暦 4 月 16 日> (先勝 辛亥 六白金星) Åke   第 19 週 第 26019 日

 

コロナ禍で世の中がひっくり返ると、若い人の、これからどんな職業につきたいかを考へるにも変化があるかもしれない。例へばパイロット。これまでは飛行機がどんどん増産されてパイロットが不足するだろうと言はれてきたが、これからは飛行機の需要が大きく落ち込むことが予想されるので、パイロットもそんなに多くは必要でなくなるかもしれない。しかし、高齢のパイロットは毎年退役するので一定数はやはり必要になると思ふ。それはどの業種でも同じことか。クルーズ船や米軍の空母が集団感染を起こしたことで船乗りになりたい人も減るのかなと思ふ。医療や介護の分野で働きたい人も今回の様なことがあると二の足を踏むかもしれない。不安の時代にはお金の計算に強い人よりも哲学や宗教をしっかりと身につけた人の方が存在感がある気がする。科学が発達したと言ってもこの世は謎に満ちてゐる。そんな根元的な問題について研究をするのも有意義だと思ふが、みんながみんな研究者になったら社会は動かない。求人情報に目をやり、世界の動きや労働の需給や賃金の多寡に合はせて自分の職種を選ぶよりも、お金のことはいったん横に置いて、自分はこの世に生まれて来て何をなすべきかについてしっかり考へた方が良いのかなと思ふ。そんなこと、、これまでだってさうであった筈だが、これからはますますさうなる気がする。

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今日も夕食後に散歩ができた