新型コロナウイルスにどう向かふか

2020-04-27 (月)(令和2年庚子)<旧暦 4 月 5 日> (友引 庚子 四緑木星) Engelbrekt   第 18 週 第 26008 日

 

新型コロナウイルスのことは分からないことが多いらしいのだが、そのよく分からないものにどの様に対処するかはお国柄によって方法が異なる様に見える。もとより、感染を避けるために人と距離を取るとか、公共の乗り物に乗らないとか、なるべく家に居るとかを守る様に言はれることではどの国も共通してゐるのだが、スウェーデンの場合は日本の場合ほど厳格には社会が閉鎖されてない。市民の自主に任されてゐる部分が大きい。これには賛否両論があるかもしれない。それでも、4月30日の Valborgmässoafton の行事は屋外であるけれども禁止された。また「よその県から来るな」みたいな住民の叫びがスウェーデンにあるのかどうか・・・僕は聞かない。統計を見れば、その分、確かに、感染者の数も死者の数もスウェーデンの方が圧倒的に日本より多い。ただ、その様な状況を前に、無闇にただ逃げ回るといふよりも、果敢に問題解決の方法を探ろうとする姿勢はスウェーデンの方が進んでゐる様に思はれてならない。それはもちろん日本でも進められてゐるのだろうが、マスコミは被害の面を強調するあまり、問題解決のためにどの様な努力がなされてゐるかの紹介記事が少ない気がする。どうもこの薬が効くらしいから薬事承認を急ぐとかの記事は見るが、もっと疫学的な見地からどの様な状況になれば人は社会に出ても構はないと判断できるかの様な記事はあまり見ない。かう書く僕自身は無闇にただ逃げ回るだけであるのだけれども。

 

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夕方になって雨。傘をさして散歩した。