掃除

2020-04-19 (日)(令和2年庚子)<旧暦 3 月 27 日> (大安 壬辰 五黄土星穀雨 Olaus Ola   第 16 週 第 26000 日

 

コロナの脅威がヒタヒタと身近に迫って来るにつれて、精神生活や日常のあり方も変はって来た様に思ふ。そのひとつは掃除である。これまでも掃除は割とよくやる方であったが、最近は掃除をすることがますます重要であると思ふ様になった。これもいつまで続くか分からないのだけれども、ともかく毎日、まづ掃除をやる様になった。それも時間をかけて結構丁寧にやる。僕らの目には空中に浮遊する塵などは見えない。しかし、コロナウイルスほど小さいものから見れば、星をちりばめた様にたくさんの塵が室内に浮遊してゐて、多ければ多いほど飛びつきやすいのではないかと思ふ。床に塵が溜まれば人が歩くたびに塵を舞ひあげてしまふ。それで部屋の塵を掃き清めようと毎日の様に掃除をする。掃除をしたからといって、その分の労働が収入につながることはない。人間が生きていくには収入にならなくてもなすべきことがある様に思ふ。それをビジネスにしてはいけない様な心持ちもする。それをやったからといって、数字となって生産性を高めることにはならないが、僕にとってはそれはやはり生産的行為である。

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穀雨の日の入り日