SASが危ない

2020-03-16 (月)(令和2年庚子)<旧暦 2 月 22 日> (大安 戊午 七赤金星)下弦 Herbert Gilbert  第 12 週 第 25966 日

 

新型コロナの打撃を受けて世界中が大混乱である。観光に関連する業界や航空会社の打撃は一際大きい様である。例へば米デルタ航空は欧州大陸の全便を運休、アメリカン航空は長距離国際線を75%減便、ルフトハンザは独政府に資金繰り支援要請・大幅減便、KLMオランダ航空2000人削減、シンガポール航空75都市のフライト減便などの記事が新聞に並ぶ。中でも大変なのは昨夜発表になったスカンジナビア航空SASの従業員1万人解雇の宣告だ。いっときの危機でそこまでやるかと驚きを禁じ得ない。そんなに大量に解雇したらSASの窓口はどこも閉鎖になるのではないか、殆ど倒産も同然ではないかと危惧する。スカンジナビア航空スウェーデンデンマーク、ノルウエーの三國が共同で運行する。かつては高福祉の北欧のイメージもあいまって結構人気の高い航空会社ではなかったかと思ふが、今やその存在が危ぶまれてゐる。日本の航空業界も大変な筈であるが、やはり従業員は大量に解雇されるのだろうか。新型コロナの嵐が収まるまで世界の航空会社は何とか持ちこたへて欲しいと思ふ。

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