旅行の第7日ーコトル、ヘルセグノビ(モンテネグロ)

2020-02-14 (金)(令和2年庚子)<旧暦 1 月 21 日> (先負 丁亥 三碧木星) Valentin 第 7 週 第 25935 日

 

旅は猶も続く。昨日まではずっとお天気に恵まれたのだが、今日は雨になった。こやみになることも多かったが、時々激しく降った。バスは Budva のホテルを9時に出発して、Kotor に向かった。昨日の道を逆に戻り、途中から右に折れてトンネルを抜けると Kotor に出た。旧市街は城壁に囲まれた割と狭いエリアであるのだが、その中の路地は、初めての僕には迷路のように感じられた。40分ほどのガイドツアーの後で少しの間自由行動となった。門の入口の広場近くに銀行があったので、ボスニアヘルツェゴビナから持って来たコンベルティビルナ・マルカをユーロに両替した。銀行は三つあったが、この両替の扱ひをする銀行はひとつだけであった。ガイドツアーが始まった時に、この旧市街の観光マップを二人で1枚いただいたのだが、歩く途中で失くしてしまった。ゲート入口の案内所に戻って、事情を話して1枚くださいと頼んだのだが、受付嬢に ”No!” と言はれてしまった。その口調があまりにきつかったので、なんだか気後れがした。その後で、同じグループの人とすれ違った時に地図の写真を撮らせてもらってそれで代用した。雨もときどき激しく降るのであまりしっかりと見て回ることもできなかった。やがて集合時刻になって、旧市街の門前からフェリーに乗って Kotor 湾を北上した。ここはヨーロッパのフィヨルド地形の最南端で、両岸にそれらしい景色が次々に見えるのだが、あいにくの雨で残念であった。50 分ほどすると人工の島 Gospa od Škrpjela に着いた。1532 年からある小さな島で、その島にローマ・カトリック教会と博物館とを兼ねた様な建物があり、そこを見学した。その後で船に戻り、すぐ対岸にある Perast に行った。朝乗ったバスはここまで陸路を大きく迂回して僕らを待ってゐてくれた。バスは Kotor 湾をぐるりと一回りする様に走った。Herceg Novi といふ町で休んだ。ここは坂道の多い旧市街であったが傘をさしながら歩いて回った。バスの時間が迫って来たので、ファーストフードの店でハンバーガーを1個注文した。お店の女の人は同居人と僕と2人が1個づつと勘違ひして2個作ってしまった。それでともかくも2個とも買ってバスに戻った。僕たちの注文の仕方も悪かったのかもしれないが、お店の女の人の態度が高圧的で、「2個とも買ふのが当然でしょ」と言はんばかりで、良い感じはしなかった。 バスに戻るとすぐに出発になって、夕方にモンテネグロを後にしてクロアチアに入った。パスポートコントロールでは 20 分ほど待たされた。それからまたバスは夜道を走って Dubrovnik のホテルに着いた。

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人工の島 Gospa od Škrpjela にある教会