北欧の空港

 

2019-10-23 (水)(令和元年己亥)<旧暦 9 月 25 日>(先負 癸巳 四緑木星) Severin Sören 第 43 週 第 25821 日

 

秋の日本行き。今年は少し例年より遅くなったが今日スウェーデンを出発した。同居人と一緒である。朝、バスで空港に向かひ、Stockholm Arlanda 空港から Helsinki Vantaa 空港へ向かふ。これはいつものコースで、時間もほぼいつもと同じだ。今日も順調に旅を進めることができた。いちいち Helsinki に出て乗り換へなければならないのが面倒と言へば面倒なのであるが、贅沢は言へない。Stockholm Arlanda 空港も Helsinki Vantaa 空港もこれまで空港ビルや周辺設備の拡張が間断なくすすめられて来たが、やや不思議に思ふこともある。それは、Helsinki Vantaa 空港の方がより発展的で空港ビルも立派に拡大してゐることだ。2都市の人口を比較すれば明らかに Stockholm の方が大都会であるのに、である。これは、Helsinki Vantaa 空港の方がハブ空港としての機能をしっかりと意識してゐるからに他ならない。航空会社で言へば、Helsinki は Finnair の空港、Stockholm は SAS の空港であるが、Finnair はフィンランド一国の航空会社であるのに対し、SASデンマークスウェーデン、ノルウエーのスカンジナビア諸国連合の航空会社であるために、中心となる空港といへば Copenhagen、Stockholm、Oslo と分散されてしまふのだ。どうかすると3都市間で競ひ合ふことはないだらうか。それでハブ空港の機能も分散されてどの空港も中途半端なハブ空港になってしまふ。それで Arlanda 空港は Helsinki 空港に負けてしまふのではないかと、これは僕の邪推である。Stockholm Arlanda 空港がもっとアジア方面へのハブ空港としての機能を強化すればもっと発展するのではないかと思ふ。僕が日本へ行く場合に、Copenhagen 経由でなく、Helsinki 経由を選ぶ理由は、もし、Copenhagen 経由を選ぶと、一旦南へ移動して、またその同じ経路を北に戻ることになるので余計な時間がかかるからだ。

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Stockholm Arlanda 空港で